日立の過熱水蒸気オーブンレンジ ヘルシーシェフMRO-S8YとMRO-S7Yは何が異なるのでしょうか。違いは6つあります。わかりやすく紹介します。
次の記事では、日立のオーブンレンジ各機種について性能比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
日立オーブンレンジ10台の性能を一覧表で詳細比較!おすすめはこれ!
6つの違い
MRO-S8YとMRO-S7Yはどちらも2020年発売の過熱水蒸気とスチーム機能がついたオーブンレンジです。MRO-S8Yの方が上位機種で、MRO-S8Yは、MRO-S7Yと比べて次の点が異なります。
- 庫内容量が大きい
- 2品同時あたため機能が付く
- レシピ/オートメニュー数が多い
- オーブン用の黒皿が付属する
- 庫内色が明るい色(ベージュ色)になる
- 簡単レンジボタンがある
この中で一番大きな違いは庫内容量の違いで、MRO-S8Yは31Lで、MRO-S7Yの22Lと比べて横幅が大きくなっています。その他の点は、大した違いではありません。
そのため、3人以上の家族で使う場合には、大きなお肉や一度に複数のお皿が入りやすいMRO-S8Yがおすすめで、2人住まいで使う場合にはMRO-S7Yがおすすめです。
なお、センサーはどちらも「重量センサー+蒸気・温度センサー」を搭載しています。食品の重さを測って加熱量を算出するため、オート調理で分量を指定する必要がなく便利です。また、オーブン調理後など庫内の温度が高いときもすぐにオートあたためが可能です。
性能と価格を、一覧表で比較すると次のようになります。
タイプ | 加熱水蒸気オーブンレンジ ヘルシーシェフ | 加熱水蒸気オーブンレンジ ヘルシーシェフ |
型式 | MRO-S8Y | MRO-S7Y |
発売年 | 2020 | 2020 |
画像 |
||
参考価格 | レッド: − | レッド: − |
参考価格 ホワイト |
ホワイト: − | − |
型式 | MRO-S8Y | MRO-S7Y |
特徴 | 31Lの横に広い庫内で、大きなお肉を調理したりお皿を並べて加熱したりできる。2品同時あたため機能を搭載。明るい庫内色。オーブン用の黒皿も1枚付属。 | 給水タンク式の加熱水蒸気とスチーム機能で料理の幅が広がる。センサーが増えることで、オート調理が賢くなる。重量センサーが増えており、加熱分量設定が不要で、ラップをつけていてもオート加熱が可能。 |
おすすめの方 | 過熱水蒸気・スチーム機能付きのオーブンレンジを家族で使用したいという方。 | 過熱水蒸気で脂や塩分を落としてヘルシーに調理したり、スチーム機能でしっとりと調理したいという方。 |
型式 | MRO-S8Y | MRO-S7Y |
庫内容量 | 31 L ワイド&フラット庫内 | 22 L フラット庫内 |
センサー種類 | 重量センサー+蒸気・温度センサー | |
加熱方式 | ||
レンジ出力 | 自動: 最高1000 W(最大3分まで) 手動: 800W、600W、500W、200W相当、100W相当 |
|
オーブン温度 | 自動: 最大250℃ 手動: 100〜210℃、250℃、発酵(30・35・40・45℃) (250℃は約5分まで。その後210℃。) |
|
オーブン段数/方式 | 1段 / ヒーター式 | |
オーブンヒーター | 上下平面ヒーター | |
グリル | 上下平面ヒーターグリル | |
スチーム | 給水タンク式 | |
加熱水蒸気 | ボイラー式 | |
型式 | MRO-S8Y | MRO-S7Y |
メニュー | ||
レシピ数/オートメニュー数 | 135/109 | 117/90 |
Wスキャン調理 | − | − |
クックパッド殿堂入りレシピ | 5 | − |
食品メーカーコラボ | − | − |
ヘルシー | 32 | 22 |
ヘルシーのうちノンフライ | 18 | 14 |
スピードメニュー | 29 | 22 |
少人数メニュー | − | − |
セットメニュー | − | − |
型式 | MRO-S8Y | MRO-S7Y |
使いやすさ | ||
2品同時あたため | ◯ | − |
トースト | (手動予熱あり:途中で裏返し)約14~23分 | (オート:途中で裏返し)約8~9分 |
庫内の見やすさ | 白熱球庫内灯×1灯、明るい庫内色 | 白熱球庫内灯×1灯 |
表示部 | 液晶(バックライトなし) | |
簡単操作 | 簡単レンジボタン | − |
スマートフォン連携 | − | − |
お手入れ | ||
庫内底面 | 外して丸洗いテーブルプレート | |
庫内側面・背面・天面 | 汚れを落としやすい庫内側面・背面、お手入れしやすい平面グリルヒーター | |
コース | 清掃・脱臭・水抜き | |
型式 | MRO-S8Y | MRO-S7Y |
付属品 | 外して丸洗いテーブルプレート 黒皿41×30 cm 1枚 |
外して丸洗いテーブルプレート(オーブン兼用) 306×311 mm 1枚 |
外形寸法 | 幅487 × 奥行 430 × 高さ365 mm | 幅483 × 奥行 388 × 高さ340 mm |
設置 放熱スペース |
背面壁ピッタリ 左右4.5cm・上方10cm以上 |
|
庫内寸法 | 幅401 × 奥行 344 × 高さ218 mm | 幅295 × 奥行 323 × 高さ213 mm |
質量 | 約 15.5 kg | 約 13.5 kg |
それでは違いについて詳しく見てみましょう。
庫内容量
MRO-S8Yの庫内容量は31Lで、MRO-S7Yの庫内容量は22Lです。
MRO-S8Yは操作パネルが下部に横長に配置されますので、操作パネルが右側に縦長に配置されているMRO-S7Yと比べて、庫内幅が10cmほど広くなります。
(画像は日立公式ページより引用。)
これにより、ローストチキンやローストビーフなどの大きめの食材を使った調理ができますし、大きなお皿や複数のお皿が入るようになります。MRO-S8Yは家族での使用におすすめです。
ただ、MRO-S8Yは庫内容量が大きい分、オーブンの予熱やグリル加熱に時間がかかるのが欠点です。また、オーブンの最大温度はMRO-S7Yと同じですが、MRO-S8Yはオーブンとグリルのワット出力はやや小さくなっています。そのため、食パン1枚のトーストにかかる時間は、MRO-S7Yでは約8分ですが、MRO-S8Yでは約14分もの時間がかかります。
2品同時あたため機能
MRO-S8Yには、2品同時あたため機能が付いています。これは、ごはんとおかずなどの分量の異なる2品をまとめて適温にあたためる機能です。
(画像は日立公式ページより引用。)
あたためられる食品の組み合わせは、常温+常温、冷蔵+冷蔵、冷蔵+常温、冷凍+冷蔵です。忙しいときでも同時にあたためることができて便利です。
レシピ/オートメニュー数
取扱説明書に記載のレシピ数と本体搭載のオートメニュー数は、MRO-S8Yでは135と109個、MRO-S7Yでは117個と90個です。MRO-S8Yの方が少し多いです。
MRO-S8Yには、クックパッドで殿堂入りとなったレシピ/メニューが5つ搭載されているのが特徴です。
実際のレシピは次のページで見ることができます。
オーブン用 黒皿
どちらの機種にも外して丸洗いテーブルプレートというレンジ加熱で使えるセラミックス製プレートが付属しています。汁物をこぼしたときなどに、外して水洗いできるので便利です。
(画像は日立公式ページより引用。)
そしてMRO-S8Yには、オーブン・グリル用の黒皿も1枚付属します。なぜ黒皿が付属するかというと、MRO-S8Yではオーブン・グリルではテーブルプレートを使うことができないためです。MRO-S8Yでは操作パネルが下部にありますが、テーブルプレートをつけたままオーブン・グリルを使うと下部に熱がこもり、壊れる恐れがあるということです。そのため、レンジ加熱ではテーブルプレート、オーブン・グリル加熱では黒皿と使い分ける必要があります。
MRO-S7Yではテーブルプレートを、レンジ・オーブン・グリルのどれでも使用可能です。
庫内色
MRO-S7Yの庫内色は普通の黒色ですが、MRO-S8Yではベージュの明るい色です。MRO-S8Yのテーブルプレートもそれに合わせて明るい色になっています。色はどちらでも良いと思います。
なお、どちらの機種も庫内側面・背面には汚れを落としやすいシリコン系塗料が使われており、グリルヒーターは平面ヒーターですので、お手入れが簡単です。
(画像は日立公式ページより引用。)
簡単レンジボタン
MRO-S8Yには「簡単レンジボタン」が付いています。このボタンは、レンジ加熱の600Wと500Wがすぐに使えるボタンです。もし、普通のレンジボタンを押すと、800/600/500/200/100Wと順番に切り替わりますが、簡単レンジボタンでは600/500Wの2通りで切り替わり以前の状態を覚えているため、600Wか500Wを使う場合には1~2回分レンジボタンを押す回数を減らすことができるというものです。
手動加熱では最高の800Wを使うことが多いかと思いますので、あってもなくてもよいボタンだと思います。なお、MRO-S7Yの旧モデルMRO-S7Xには簡単レンジボタンがありましたが、MRO-S7Yでなくなりました。
どちらがおすすめか
このように、MRO-S8YはMRO-S7Yと比べて庫内容量が横に10 cmほど大きく、大きな食材や2枚のお皿を入れやすいということが大きな利点です。そのため、人数の多い家族で使う場合には、MRO-S8Yの方がおすすめです。
ただ、庫内が大きい分オーブンとグリルの火力が非力に感じられる場面もあるかもしれませんので、オーブンやグリル機能を重視する場合には、庫内は狭くなりますがMRO-S7Yが良いでしょう。
なお、一つ上位の機種MRO-W1Yは、庫内は広いままでオーブンとグリルの火力が強化されていますので、庫内の広さと火力の両方が欲しい場合には、MRO-W1Yがおすすめです。
[参考] MRO-W1YとMRO-S8Yの6つの違い!センサーとオーブン・グリル火力。
価格は次のようになっています。
タイプ | 加熱水蒸気オーブンレンジ ヘルシーシェフ | 加熱水蒸気オーブンレンジ ヘルシーシェフ |
型式 | MRO-S8Y | MRO-S7Y |
発売年 | 2020 | 2020 |
画像 |
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参考価格 | レッド: − | レッド: − |
参考価格 ホワイト |
ホワイト: − | − |
型式 | MRO-S8Y | MRO-S7Y |
特徴 | 31Lの横に広い庫内で、大きなお肉を調理したりお皿を並べて加熱したりできる。2品同時あたため機能を搭載。明るい庫内色。オーブン用の黒皿も1枚付属。 | 給水タンク式の加熱水蒸気とスチーム機能で料理の幅が広がる。センサーが増えることで、オート調理が賢くなる。重量センサーが増えており、加熱分量設定が不要で、ラップをつけていてもオート加熱が可能。 |
おすすめの方 | 過熱水蒸気・スチーム機能付きのオーブンレンジを家族で使用したいという方。 | 過熱水蒸気で脂や塩分を落としてヘルシーに調理したり、スチーム機能でしっとりと調理したいという方。 |
まとめ
日立の過熱水蒸気オーブンレンジ ヘルシーシェフMRO-S8YとMRO-S7Yの違いを紹介しました。MRO-S8Yでは庫内が広く、2品同時あたため機能が付くなどします。
どちらの機種を選んでも、加熱水蒸気やスチームの機能がありますので、加熱水蒸気で食材の脂や塩分を落としてヘルシーに焼き上げたり、スチームでしっとりと仕上げたりすることができます。レンジ・オーブン・グリルだけの機種よりも、料理の幅が広がりますのでおすすめです。
次の記事では、日立のオーブンレンジ各機種について性能比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
日立オーブンレンジ10台の性能を一覧表で詳細比較!おすすめはこれ!
次の記事も参考にしてみてください。
以上、MRO-S8YとMRO-S7Yの6つの違い!でした。
参考
- 日立(HITACHI)
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- 日立(HITACHI)
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